魅力
人々を虜にしてしまうその力の正体は何なのでしょうか?
そして、魅力はどうすれば手に入れることができるのでしょうか?
その答えの一つがこの本に書かれています。
それが『人蕩し術』(ひとたらしじゅつ)です。
この本は魅力とは何か、どうすれば人を惹きつけられるのかといった内容が書かれています。
その中でも性的な魅力についてこう書かれています。
性的魅力とは、一言にしていえば、性エネルギーの発するバイブレーション (振動波)の波及力であり、その性エネルギーとはまた生命エネルギーそのものである、ということになります。
ゆえに、その根元は「陽気」にこそあり、その陽気とはことばを代えていえば、「生気」です。そして、この生気が内から外に満ちあふれた時、性的魅力を発揮すべき条件は整ったのだ、ということができましょう。
やはり、性エネルギーが出てきましたね。
タオ人間医学でも書かれているように、性エネルギー=生命エネルギーであるとしています。
そして、この陽気(生気)というのが元気なのでしょう。
では陽気さを身につけるためにはどうすれば良いのでしょうか?
タオでは小周天の各ツボに気を流せば元気が増大すると書かれていました。
でも、そんな難しそうなことは一切書かれていません。
本書では、3つ挙げられています。
①笑顔
②あいさつ
③話しかけ
自分から率先して笑顔で、挨拶をして、話しかける。
要は「積極的であれ」ということですが、この3つを実行していれば生命エネルギーが増大していくようです。
めちゃくちゃシンプル。
そしてカンタンそう。
でも、こんなにもカンタンだからこそ忘れがち。
たしかに、自分から挨拶したり話しかけたりすると楽しい気分になりますよね。
普段の生活を振り返ってみるとどうしても一応挨拶していたり、あまりニコニコしていないような気がします。
あー、なんだか耳が痛いです。
こういうのって自分に余裕があったり、自信がある時しかできないんですよね。
この本にも「最初に自己肯定感を高めなければ何も始まらない」といった意味の文言がありました。
「じゃあ、自己肯定感ってどうやって高めるんだよ!」
そうなんです。そこなんですよ。
『人蕩し術』では自己暗示をかけることが大切だと説いていました。
「自分はできる人間だ。」とか
「私は魅力的な人だ。」とか
鏡に向かって言ったり、心の中でつぶやくんだそうです。
苫米地博士の言葉を借りるならエフィカシーを上げるみたいな感じなんですかね?
さて、最後にまとめます。
・性的魅力は性エネルギーの発するバイブレーション
・性エネルギー≒生命エネルギー
・生命エネルギーを上げるには3つが大事
①あいさつ ②笑顔 ③話しかけ
性的魅力はやっぱり性エネルギーが絡んでいるようです。
本書では性的魅力以外の魅力についても書かれています。
著者は「魅は与によって生じ、求によって滅す」と言っています。
つまり、魅力とは与えることによって得られ、求めることによって失う。
この言葉は魅力の本質をついたものですが、まだまだ語り尽くせない内容もたくさんあります。
なので、具体的なお話はぜひ本書を読んでみてください!
(ぶっちゃけ高いので図書館とかで借りるのをオススメします。)